モッコウバラ

4月も半ばを過ぎ、そろそろバラの季節。

最初に咲くバラは、モッコウバラ。色は黄色と白が多い。うちの庭のモッコウバラは白でまだツボミ状態だが、道路を挟んでお隣の塀のモッコウバラは黄色で今満開。新緑の季節、ゴールデンウイークが近い。

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3つの地震体験(水沼文平氏の場合)

水沼文平さん(中央教育研究所)より、自分の地震体験を綴ったメールをいただいた。貴重な記録であり、本人の了解を得て、掲載させていただく。

「地震、中央構造線、地層」を拝見しました。日本の陸域だけでも2,000以上の活断層があるそうです。今なお続く熊本の地震と被害を見ていて、地震国に生きる者たちの宿命「明日は我が身」を改めて認識しました。私は三つの大きな地震を経験した。
1964年6月16日の「新潟地震」、1978年6月12日の「宮城県沖地震」、2011年3月11日の「東北地方太平洋沖地震」である。
新潟地震は高校3年生の時、昼休みに屋外にある柔道場に向かう途中で地面が大きく揺れた。体育館の壁面からコンクリート片が落ちてきた。後で分かったことだが、仙台の震度は5、震源地の新潟では津波が襲来、石油タンクに引火、液状化によって多くの建物が被害を受けた。
宮城県沖地震は32才の時、月曜日だったが休日出勤の振り替えで会社を休んでいた。夕方、自宅の前の道路で5才のこどもと遊んでいた。突然目の前の電柱が左右に揺れ、地面が波打った。周りの家の瓦が落ちてきた。地震が収まった時、家内が引きつった顔で4才のこども小脇に抱え娘の名前を呼びながら走ってきた。家の中には2才の娘が寝ていた。我に返り家に駆けこんでみると、娘はすやすやと眠っていた。家具の倒壊もなかった。仙台の震度は5。ブロック塀の倒れ何人かが亡くなった。
ガス・電気・水道がストップした。水は古い井戸からポンプで汲み上げたが、ガスと電気の復旧にはかなり時間がかかったような記憶がある。
東北地方太平洋沖地震は65才の時、私は三軒茶屋の昭和女子大学の某教授の研究室で数名の会議に臨んでいた。2時46分、大きな揺れが来た。5階にある研究室は三面が書棚で、専門書が今にもこぼれ落ちそうだった。身の危険を感じ、私たちは階段で階下に降りた。人見講堂の広場に学生たちが集まっていた。校舎のビルとビルをつなぐ渡り廊下が今にも壊れ落ちそうだった。携帯のニュースで東北の太平洋岸で大地震、津波が襲っていることを知った。東京の震度は5強。
三つの大きな地震に触れたが、一番怖いと思ったの宮城県沖地震だ。幼いこどもたちの命が脅威に晒されていたからだろう。
昨秋、岩手県の北から南まで沿岸を歩いた。陸前髙田市は街の全貌を喪失していた。復興は遅々として進まない。福島県では、科学が生み出したのに、科学では制御できない放射能汚染で苦しんでいる。
自然に恵まれた日本、この自然が時々荒れ狂う時がある。そんな自然に日本人は長い間、畏敬の念を持ち、調和を図ってきた。
熊本では大きな地震が収まらない。南米エクアドルで3月17日朝(日本時間)、同国沿岸部を震源とする強い地震があった。
私の住む町にも大きな地震が来るかもしれない。その時はその時だ。◇水沼 文平

大学生のキャンパスライフ調査のデータ

大学生を対象にした調査はいろいろあるが、「全国大学生協組合連合会」が毎年実施している「学生の消費生活に関する実態調査」(CAMPUS LIFE DATA 2015)は、サンプルも多く、代表的なもので、貴重なデータが積み重ねられている。

2016224日にプレスリリースした内容(第51回学生生活実態調査の概要報告)が、HP(http://www.univcoop.or.jp/press/life/report.html)に掲載されている。その主な点を、転載しておきたい。 

①調査実施時期 20151011 、調査対象  全国の国公立および私立大学の学部学生 、回収数    9,741名(30大学・回収率31.5%)

②学生の経済状況―アルバイト収入増により今後の見通しも明るい。

③暮らし向きー「楽」な暮らし向きは引き続き半数を超える 今後「よくなる」は79年調査以来の最高値に。「バイト収入増」を図る.

④読書時間「0」は45.2%に。平均時間も短縮、1日の読書時間は平均28.8分で前年より2.9分短縮.

⑤授業時間を除く予習・復習・論文などの勉強時間の1週間の平均時間は385.7分(155.1分)、1日の平均時間は前年より-1.6分であった.

⑥1日のスマートフォン(以下スマホ)利用時間の平均は155.9分(男子148.6分・女子164.7分)。スマホを持たない、または利用しない「0分」は2.3%(男子3.0%・女子1.6%)と低く、ほぼ全員が利用している。

⑦政治への意識―政治への関心は6割以上が「ある」。

⑧日本の未来は明るいと「思う」(「とても思う」「まあ思う」)は33.2%。男子35.4%に対して女子30.5%であった。⑨留学への意識―大学入学後に海外留学の経験が「ある」は8.8%。「ない」90.3%のうち、在学中に「する」は11.4%。 

報告書冊子の巻末には、経年比較のデータも掲載されている。そのうち、大学生生活の重点のデータを転載しておく。(「豊かな人間関係」が減って、「勉強第1」と「ほどほど」が増えている。) 

大学生生活の重点(2015年)

 

大学生活の重点(1つのみ)

            80年    90   00   10年   15

勉強第一     19.5      20.3     24.0    26.0    29.3

サークル第1       13.0     14.5     9.1     14.3    14.4

趣味第1                       13.9       9.7     9.2    10.2

豊かな人間関係     34.7     24.1      19.2      13.0    11.9

資格修得第1                    3.1     5.3     3.9    4.1

バイト・貯金                    2.1      2.0      2.5     2.7

ほどほど               10.6     15.1     21.4       21.5    21.7

何となく                          4.1      4.5         4.9     4.1

その他                 21.7       1.1      1.7        0.2     0.3

 

 

地震、中央構造線、地層

熊本では地震の余震が続き大変なことであろう。千葉ではその揺れを感じることはないが、地震のニュースで熊本の人の大変さを思いやり、5年前の東北地震の時を思い出し、地震の怖さを改めて感じている。
熊本が「中央構造線」の尾っぽの部分にあたり、その尾が跳ねた後は、それが北上すると阿蘇、大分、愛媛を経て、要の伊那谷(長野)に至るという説もあり、警戒を要する。

地震と関連していま地層に注目が集まっているが、地元の千葉に関連する記事が、昨日の天声人語(朝日新聞)に載っていた。

天声人語 (2016年4月15日より転載)
地質学者の間で「チバ」が国際的な注目を集めている。約77万年前の地球の環境激変をくっきり刻む地層が千葉県市原市にあるとわかったからだ。地磁気のN極とS極が入れ替わった跡をいまに伝える地層だ▼地球は一つの磁石である。十万年、百万年単位ではNとSの向きが何度も逆転した。そのうち直近の逆転の痕跡が千葉で見つかった▼国際地質科学連合(IUGS)の専門家たちが昨夏、現地を視察した。地質年代の境目を示す「国際標準模式地」に選ばれると、「チバニアン」という地質年代が生まれる。「千葉時代」である▼いつごろの年代の話か。茨城大などと共同でチバニアンを推す国立極地研究所の菅沼悠介助教(39)に尋ねた。「いま私たちが生きているのは新生代第四紀完新世(かんしんせい)。そのひとつ前、第四紀更新世(こうしんせい)の中期のことです」。77万年から13万年前あたりを指すそうだ。ただイタリアも、南部イオニア海付近の2カ所を挙げて「イオニアン」を提唱。日本との一騎打ちになっている▼日本はかつて地磁気研究で世界をリードした。昭和の初め、京都帝大の松山基範(もとのり)教授が「過去に地磁気が逆転した」と発表。その功績で直近の逆磁極期は「マツヤマ期」と命名された。地質学界でチバニアンが採用されれば、それ以来のこととなる▼いま研究チームは年内の申請をめざし、資料収集や論文作成に追われる。呼称の定まった地質年代を見ると欧州由来の名が多く、日本の地名はない。千葉の人々とともに見守りたい。

春の花(その3)

春の花の中で、ポピーもかわいい。
一株買ってきて小さなプランターに植えたポピーの花が、天に向いて、次々と咲いている。
さらに、野草、あるいは雑草と思われるポピー(の一種?)が道路や庭の隅に次々咲く季節となった。庭の隅に咲くポピー(の一種)は、昨年まで雑草と思い抜いていたが、今年はその健気さに打たれ、そのままにするつもり。
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