達成感のあるもの

私達の日常には、大した努力をしたわけでもないのにその報酬は大きい場合(A)と努力した割には報酬が少ない(B)場合の2つがあると思う。
もちろん、効率からいえば、BよりAの方がいいわけであるが、達成感や満足度は、BよりAの方が高いとは限らない。
Bの例として、何か会の幹事役があると思う。仲間と行く旅行でもイベントでも、幹事役の人はいろいろ気を遣うことが多く、うまくいって当然で、うまくいかないと参加メンバーから不満が噴出する。努力の割には、報酬は少ない。それでも、これは、皆が喜んでくれたというひそやかな満足感があり、うまく行った時はかなりの達成感があると思う。
Aの例としては、自分は大して努力していないのに、たまたま代表者を務め、メンバーの働きにより、その成果が評価される場合がある。これは褒められても、何となく面はゆく、実際の働きをしてくれたメンバーに目が行ってほしいと思う。満足感は多少あっても達成感はあまりない。メンバーへの努力に感謝を心から述べることで、何とか心理的な均衡がとれる。

 今回、私も編者のひとりに名を連ね、何人かのメンバーと一緒に書いた本がもうすぐ出版される。これは、私はほとんど努力してないのに、執筆者の力のこもった原稿と編集者の卓越した努力によって、とてもいいものが出来上がったものである。期待以上のもの(?)が出来、それがとても嬉しいと同時に、編者に名を連ねていることを申し訳なく思い、執筆のメンバーと編集者に深く感謝している次第である。(内容は,乞うご期待)

卓球について

 卓球というのは、なんと慎ましいスポーツなのかと思う。その使うスペースは、一部屋分にもならない。広大なスペースを使うゴルフと比べると何百分の1、いや何千分の1のスペースしか使わない。ラケットもボールも安いし、服装も地味である。あまり脚光を浴びることもなく、人気もない。
私は、家の近くの小学校の体育館で毎週日曜日の午前中に練習がある「卓球愛好会」に入れてもらい、気が向いた時に、参加させてもらっている。ただ、気が向く時があまりなく、月に1回、ないし2か月に1回くらいしか参加していない。したがって、腕は初心者並である。
世の中には卓球好きな人というものがいて、学生時代から卓球をやり続け、退職したいまもほとんど毎日卓球をしているという年配者もいる。その「卓球愛好会」には90代の人が一人、80代の人が3〜4人いる。卓球は、手足だけでなく、目も使うし、健康によく、年寄り向きなのであろう。
その会はもう30年以上続いていて、平均年齢も高齢化している。少し新しい人を入れて若返りを図りたいという話が今日出ていた。 
それで、私のこのページでも紹介しておきたい。
 近辺の人で、健康の為に卓球をやってみたいという人がいたら、訪ねてほしい(小学校なので、駐車場もある)。会費は、月に400円である。月400円で楽しめて、健康が保てるのであれば、お得感があると思う。(年齢や性別に制限はない)
 https://sites.google.com/site/gongyemuzhuoqiu/