国語力の不足

今日(11日)は南新宿のホテルで開かれた会合で、「国語教育の方法とその歴史」という興味深い話を聞く機会があった。
内容は、国語の授業で、一つの文章(物語)を、どのように解釈していくかが、教科調査官や教科書編集者の見方の押し付けられる場合がある、ということを、有名な 教材「冬景色」への芦田恵之助の解釈や、「海の命」への解釈の例で、それを示したものであった。
その趣旨は、国語の文章の解釈は、一つの見方の上からの押し付けであってはならない、文章やその構成を精読し、そこから厳密に解釈していくべきものというようなことであったように思う。
上からの解釈の押しつけは論外だが、解釈は、「物語」としてテキストのみから解釈する場合と、作者の経歴や他の著作から全体的に解釈する読みがあるようにも思った(日本語の文章はあいまいであるし、作者も論理一貫的に書いていない場合がある)
また、「国語教育と英語教育はどのように違うのか」という議論を聞きながら、英語もそうだが、「自分はいつも国語は苦手で、成績も悪かったのは何故だろうか」と考えさせられた。

南新宿のイルミネーションと人を見ながら帰宅した。やはり、新宿は東京(丸の内)とは何かが違う。しかし、自分の国語力が不足で、その違いを適切に表現できない.

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学生の個性と才能

今日(9日)の敬愛大学の2年ゼミでは、各自の発表の第1回目。テーマは自由で、一人の持ち時間は20〜30分程度と言ってある。
テーマが自由というのは学生には半信半疑で、子どもや教育に関係ないことで本当にいいのかと、恐る恐る発表を始める。
ただ、その内容から、学生の素顔がわかり、とても面白い。普段の教育や子どもに関するテキストを取り上げ、議論する時には見られなかった一面がみられる。

今日は男子学生3人の発表があった。「何でも質問コーナー」と題して、ゼミ生からだされる質問に的確に答えていくビックなN君、そして、タバコ依存性からの脱出方法を他の依存性との比較で、自分の体験もまじえて鮮やかに分析するクールなO君の発表も見事で興味深いものであったが、それ以上に、男の髪形とその矯正法を鮮やかに実演する元カリスマ美容師志望のK君の手腕に見惚れた。

男は顔の作りは皆大して変わらない。したがって髪型が勝負の決め手。頭と顔の全体をひし形にすればいい。それにはアイロンを使い、多くの髪の先を鼻の向きに向けていく。てっぺんや前髪や側面はまた別の手法。これは、実際二人の男子学生に施すと、みるみる髪にボリームができ、おしゃれで、男前になっていく。これで女の子にもてること間違いない。

普段、(私の)授業をつまらなそうな顔をして聞いている学生達も、一人ひとりが個性と才能をもっているのだと、改めて感心した次第。

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丸の内のイルミネーション

体調不調が直らないまま、水曜日から日曜日までの仕事が何とか、こなせたのは幸運と言わざるを得ない。とりわけ、この土日は長時間の放送大学の面接授業で、きつかった。
今日(6日)5時過ぎ、授業が無事終わり、帰路、東京駅で地下鉄からJRに乗り換えの際、地上に出て、丸の内のイルミネーションを少し鑑賞した。
若い幸せそうなカップルが多く、若い人から少し元気をもらい、帰途についた。

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リアクションの集計(学校制度としての高校教育)

植草学園大学 学校教育制度概論 リアクション(12月3日)集計
 テーマ   学校制度としての高校教育
回答者 40名
  
1 どの時期の学校生活が一番楽しかったですか。
保育・幼稚園時代2名  小学校1名  中学校9名  高校28名

2 高校時代には、何に打ち込みましたか(いくつでも)
  授業(勉強)9名  部活動23名  趣味11名  アルバイト10名
  友人関係23名   異性交際5名  ゲーム3名  その他1名

3 高校を義務教育にするという考えは、どうですか?
   賛成12名  どちらともいえない21名  反対5名

 4 高校を、中高一貫教育にするという考えは、どうですか。
   賛成6名  どちらともいえない19名  反対14名

5 高校時代の部活動は、部活動を廃止するという考え(部活動は、学校外で行えばいい)は、どうでしょう。
    ほとんどが反対

6 普通科ではなく、職業科を増やし、高卒でもすぐ働けるような制度にする政策は、どうですか。
   賛成20名  どちらともいえない13名  反対5名

 結果の考察―①保育士養成が主の大学の学生でも、高校時代が一番楽しかったという答えが一番多かった,のは意外。②高校時代は、部活動と友人関係に打ち込んだという学生が多い。③皆学校における部活動に大きな意味を見出している。④高校の専門学科(職業科)をもっと増やした方がいいという学生が多い(5割)

今日の授業(12月3日)

今日(12月3日)は、植草学園大学で「学校教育制度概論」の非常勤の授業。
高校教育に関するプリントを2枚配り、その内容を簡単に説明し、少し前の放送大学での放送ビデオ(武内清「高校生の生活とアイデンティティ」)を30分ほど見てもらい、下記の内容を考えてもらった。
私の体調が万全ではなく、講義時間は少な目で、ビデオ視聴やリアクションを書く時間を多くしたが、学生はその方が、喜んでいたかもしれない。

植草学園大学 学校教育制度概論 リアクション(12月3日)
  テーマ   学校制度としての高校教育   番号       名前
1 どの時期の学校生活が一番楽しかったですか。
  1 保育・幼稚園時代 2 小学校  3中学校  4高校
2 高校時代には、何に打ち込みましたか(いくつでも)
  1 授業(勉強) 2 部活動  3 趣味 4 アルバイト
  5 友人関係  6 異性交際  7 ゲーム  8その他
3 高校を義務教育にするという考えは、どうですか?
   1 賛成   2 どちらともいえない  3 反対
 (理由                              )
4 高校を、中高一貫教育にするという考えは、どうですか。
 1 賛成   2 どちらともいえない  3 反対
5 高校時代の部活動は、どのような意味がありますか。部活動を廃止するという考え(部活動は、学校外で行えばいい)は、どうでしょう。
6 普通科ではなく、職業科を増やし、高卒でもすぐ働けるような制度にする政策は、どうですか。
 1 賛成   2 どちらともいえない  3 反対
 (理由
7 高校の先生には、どのような先生が多くいましたか? 印象に残っている先生は?
8 今の高校教育をどのように改善すれば、いいでしょうか