今週(11月25日)の教育課程論(敬愛大学こども学科1年生)は先週に引き続き、ジェンダーとカリキュラムというテーマを扱った。
重要なテーマであることと、先週学生に充分に考えてもらう時間がなかったので、その補填をしようと思ったのである。
2枚の配布資料を配りその内容を最初に簡単に説明した。
それは、①ジェンダーとカリキュラムに関しては顕在的カリキュラムだけでなく、潜在的なカリキュラムに注意すること。②ジェンダー研究としては上野千鶴子が第1人者であること。③生まれてばかりの時、性別を誤認され、思春期にそれに気がついた時はどうすればいいか。④恋愛とジェンダーの関係も様々な問題があること。⑤女性の自立とはーマリリン・モンローとマドンナの違いについて、フィスクの分析から考えてみよう。⑤男子は弱者ではないのか等、少し「挑発的」な問題提起をしてみた。
その後、4人グループ(女1人、男3人が標準)を作ってもらい、下記の6つのテーマに関して、議論してもらった。学生達はかなり、楽しそうに、議論してくれた。。
(以下、議論のテーマ)
1 これまでに性(ジェンダー)による差別を感じたことはあるか(cf 木村, 多賀)
2 恋愛において、ジェンダー(社会的性差)は、どのように関係しているのか(cf、河野)
3 男女の違いは、生まれながらのものか、社会的に作られたものか(cf 上野)
4 女性が男性に支配されない生き方をするには、どのようにしたらよいか(cf フィスク)
5 男子は女子より弱い存在か(「男性問題」とは何か)(cf 多賀)
6 「ジェンダーに敏感な教育」とは、どのようなものか。(cf 多賀)