我々の「教科書研究会」(公益財団法人・中央教育研究所)が、先に実施した「教育改革に関する教員の意識調査―小学校・中学校を対象に―」(研究報告№84)の内容が、「内外教育」11月6日号で、紹介された。
日: 2015年11月9日
デジタル教科書の導入についての意見
公益財団法人・中央教育研究所所長の水沼文平氏より、下記のメールをいただいたので、ご許可を得て、掲載させていただく。
11月1日掲載の「デジタル教科書に関する大学生の意見」。
「教師用デジタル教科書への賛成率は約4割、児童・生徒用のデジタル教科書への賛成者は3割弱と、後者の賛成率が低い」という結果ですが、20才前後の学生の意見だけに興味深く拝見いたしました。
教育におけるICT化を考えた場合、一般社会と同等、ICT化が学校現場に導入され、普及するのは時間の問題だと思います。
しかし、なんの疑問も持たず判断や計画も立てずにICTを活用しようとしても教育は目標を失い混乱するだけです。
真に求められている学び・学力の本質をしっかりと捉えたうえでICT化という新しい状況に対応していくことが必要です。
初等中等教育においては世界標準の学力テストが重視されていますが、グローバル社会・情報化社会を生き抜くためには、知識・技能・思考・判断・表現だけでなく、学力調査では計測できない非認知能力としての自己認識・意欲・忍耐力・メタ認知・創造性・問題解決の力を培うことも重要になってきます。
文科省は児童用デジタル教科書の導入を検討していますが、上記の視点を踏まえ、十分に調査・検討の上で実施してもらいたいものです。(水沼文平)
アウエイにも関係者が
先日(7日)、アウエイの筑波大学で一人さびしい思いをしたと書いたが、そこにも関係者が一人いた。その方からメールをいただいた。ご活躍を期待する。
<武内先生、
筑波大学メンター会で、お話させて頂き、ありがとう御座いました。敬愛大学の卒業生と致しまして、武内先生の様な方が、母校を支えて頂いてくれると思いますと、本当に嬉しく思います。
私は、昭和62年に卒業、D社に入社、勤続28年。今では、不動産/建設業界では大手ゼネコン/不動産会社を売上、利益で超え、日本一となりました。これも、敬天愛人の心構えが支えとなり、社会人となって、苦しい時でも、心の中で唱えた成果だと思います。
私は、社会人になり夜間、建築の学校に通い、語学の必要性を感じて、再度、会話語学を学びました。結局、生涯学習が大切だと思います。進んだ道で、ベストを尽くす、一つの仕事でキラリ光る人間になる事が大切だと思います。
大学の後輩には機会がありましたら、お話したいです。教科書に無い、裏話し等、色々ネタはあります。先生にお会い出来て、光栄です。お身体ご自愛され、益々のご活躍、お祈り申し上げす。(F)>
自分の好みの人への押しつけについて
人にはそれぞれ趣味や好みがあるので、自分の好みなどを人に押し付けるのはなるべく避けなくてはいけない。
そうは言っても、それを人に押し付けてしまうのが人間の性(さが)である。とりわけ(大学)教師という職業にはその傾向があるのであろう。
先日、大学の同期生と「国立歴史民俗博物館」に行ったのは、同期生の一人が大の歴史好きで、それに皆が同調したせいもある。
その見学の後、私が稲毛海浜公園に皆を誘ったのは、私の海好きと花好きを押し付けたところがある。心やさしい同期生はそれを受け入れ、文句ひとつ言わず付き合ってくれたが、海と花に関しては、同期生はあまり喜んでいる風はなく、自分の押しつけを反省した次第。
車で東京に帰る同期生を見送った後、私は菊展に取って返し、家用に菊を二鉢購入した(家でも菊はあまり好まれないので、庭の片隅に置くことになるのだが)自分の好みや趣味は自分だけで楽しめばいいのかもしれない(犬は、気の毒がって、付き合ってくれそうだが、、)