本日(11月12日)は、敬愛大学のゼミの2年生(こども学科)15名を引き連れて、千葉市立T小学校の授業を見学してきた。
この学校は、在籍児童数270名のうち、「外国にかかわる児童」(外国籍、ニューカマー)は、11か国106名と4割近くいて、教育の国際化がすすむ中で、苦労も多いが、興味深い学校である。中国籍の子どもが多く、中国残留孤児の3世、4世の世代も多いとのことであった。
目的は、学習支援の学校ボランティアの下見だったが、実際は、校長先生と・教頭先生の案内のもと、2時間目の全学年の授業を見学させていただき、その後の行間休みと3時間目の授業に自由に授業見学、学習支援をさせてもらい、教職を目指すゼミの学生に大変勉強になった。
ゼミの学生は、さすがこども学科の学生だけあって、皆自然な形で子どもたちの中にとけこみ、子ども達との交流を深め、学習支援を行っていた。
子ども達の中で、中国語が飛び交うこともあるが、ほとんど日本語で、どの子が外国籍の子どもかは、すぐにはわからない。子ども達にとって、ここが故郷となる学校だということで、学校側も子ども達を分け隔てなく平等に扱い(中国語に翻訳したお知らせ類も親には出しているが、)真の国際交流がなされている、と感じた。
これがきかっけになり、学習支援のボランティアの学生も出て、敬愛大学とT小学校の交流が深まり、御互いの学校(大学)の活性化に繋がれば、うれしい。
学生の感想
・勉強になることがたくさんありました。子どもが「あそぼー」とゆって、寄ってきて来てくれたのがとてもうれしかったです。
・外国の子どもが多いということでしたが、一見すると普通に日本人と変わらず、クラスに溶け込んでいるように思えた。日本語を学習する学級があるのが印象的でした。
・先生が外国籍の子どもをサポートしつつ、普通りに授業をしていて、子ども達も外国籍の子に協力して、とてもあたたかく感じた。
・日本人と外国籍の子どもが仲よく、国の壁というものがなかった、日本人の児童は、外国人の児童には親切に接し、仲よく仲よく勉強、遊びをしていた。