9月6日(土曜日)と7日(日曜日)、京都府立大学を会場に、32回学校社会学研究会が開かれた。いい発表が多く、充実した2日間であった。
発表から次のような知識を得たり、示唆を受けたりした。
① 学校で、旧ニューカマーが新ニューカマーの「通訳者」としての役割を果たし、自分に自信をつけている。
② 教職志望の学生を定時制高校の見学に連れていき、学校(高校)の多様性を実地でわからせる。
③ コンピテンシーの育成を目標とする教育課程改革は世界的潮流になっている。それは、「基礎的リテラシー」「認知的スキル」「社会的スキル」の3つを含み、単なる知識だけではなく、活用する知識やスキルである。
④ 教職員対学生という役割関係ではなく、個人対個人の対等な「対話」が今大学に求められている。
⑤ 大学の授業改善に、大学外のNPO(たとえば、「おしゃべり場」)の力を借りるのが有効である。
⑥ 大学は「最高学府」というよりは、「最終学府」である。つまりこれまで小中高校で学んでこなかったことを学ばせ(リメディアル教育)、社会に送り込む「責任」がある。
京都の食事やお寺も満喫した。