震災支援・段ボールメッセージ・「雪解けの花」

知り合いの新曲の紹介です。

[阪神淡路大震災での被災の体験から、この18年を振り返った曲です]「私たちは、18年経ってやっと、こんなふうに思えるようにもなった…」そんなストーリーが、今大変な苦労をされている東北の人々にとって、もしも何か温かい気持ちになるきっかけになってくれれば嬉しい」
[雪解けの花」(作詞・作曲・編曲 / 江藤雅樹

卒業生

今日の朝のテレビで懐かしい顔を観ることができた。「はなまるマーケット」に出ていた豊田綾乃・TBSアナウンサーである。上智時代、ミスソフィヤの準ミスにも選ばれ、教育学科の加藤幸次先生のゼミ生だが、私の授業やゼミにも出てくれていていた。
帰国子女ながらとても細かい気遣いをする優しい人で、これで荒波の女子アナウンサーの世界を渡り歩いていけるのかどうか心配した。
入社したてはよくテレビで見かけたが、一時見かけることもなかった。最近また起用されるようになったようで、若さだけではない落ち着いた雰囲気の素敵なアナウンサーぶりを発揮していた。今後の活躍を期待したい。

放送大学創立30周年

昨日(29日)は、放送大学創立30周年記念シンポジウムとパーティーが、ANAインターコンチネンタルホテル東京で、開催されていたので参加した。
私自身、放送大学の番組は、子どもの文化と教育関係の内容で、これまでにテレビ番組とラジオ番組を作ったことがある(ラジオは現在も放送中)。また面接授業も放送大学開設以来30年近く担当している(主に千葉学習センターと文京学習センター)。
パーティーには多くの関係者が集まり、文部科学大臣の祝辞はじめ役職者のスピーチがあった。私にとっては、大学院時代の研究仲間の同窓会のような感じの会でもあった。

武蔵大学の同期会

昔教えた武蔵大学社会学科31期卒業生の30周年の同期会に招待され、懐かしい武蔵大学のキャンパスや江古田の町で楽しいひと時を過ごすことができた。
 卒業後30年ということは、年齢的には50歳代の最初で、社会的にも一番油が乗り切って活躍している世代である。皆、卒業後はいろいろあったようであるが、立派にやっていて、昔の教員としても、感慨深いものがあった。
この世代は、私がゼミで大規模な大学生調査をはじめてやった時であり、その集計とまとめに多大な労力をゼミ生に強いた学年で、申し訳なかった気が、今はする。卒業生が、「あの調査がその後に仕事にも役立っている」と言ってくれ、武蔵の学生は人がいいなと、つくづく感心する。

 

(武蔵大学武内ゼミのサイトにも写真を投稿しました。http://6115.teacup.com/m83s/bbs/?)

宮崎駿の映画「風立ちぬ」を観る

 今日(25日)は、時間が少しできたので、宮崎駿の映画「風立ちぬ」を、近く(千葉)の映画館で見た。平日の昼間(13時50分~)ということもあり、観客は1割程度の入りであった。
 映画は、宮崎駿の世界のわけのわからないところ(?)がなく、丁寧に作られていて、いい映画だと思った。
 古い世代にとって懐かしいもの(木造の建物など)が多く、それでいて、主人公の青年と相手の女性が現代的で凛々しく、好感が持てた。また、上流階級の品のよさも、嫌みなく描かれていた。堀辰雄の小説をモデルにした主人公たちの恋愛は、古い世代の理想のようなものなのであろう(男は仕事に打ち込み、女はそれを支えるという構図も、今は新鮮に(?)感じる。「好きな人には、美しい部分だけ見せたい」というセリフも印象に残った。)
 関東大震災とその火事の様子を描いた場面の迫力はすごく、東北の震災もこのようなものだったのであろう感じられた。それほど臨場感がある。この場面を見るだけでも、この映画を見る価値がある。

  ネットで映画「風立ちぬ」を検索すると、劇場予告編というものもあり、荒井由美の[ひこうき雲」をバックに、主要な場面が見られる。
  http://www.youtube.com/watch?v=RldoU9He-to
 
また、さまざまな感想が寄せられている。 下記は私の感想に近い。
<「風立ちぬ」は、鈴木敏夫プロデューサーが「宮崎駿が言い残したいことを全部詰めた映画」と言うだけはあって、見どころが盛りだくさん。1930年代、飛行機に魅せられた天才設計者・堀越二郎が、美しい飛行機を作ることだけにすべてを注いでいく姿を幹に、ファムファタル菜穂子との恋や、夢を追う者たちの友情、当時の世相などの多くの枝葉を伸ばしながら、空へと真っ直ぐに立つ木のような映画だ。>
<愛情と混沌と残酷さ、戦争の狂気と、作り手の狂気。それらをかねあわせたうえ、切なく、ロマンチック。年齢と経験を重ねた監督にしか創り得ない静かさと重厚さと切れの良さがありました。最近の軽々しい、横文字多様のアニメ作品に嫌気がさしていたので、自分には最高のご褒美でした。>