紙の教科書をなくして、教科書をデジタル化するという構想がある。それは政府の方からも、民間からも。
そのうち、教師用の教科書を電子化し、電子(デジタル)黒板として配置することは、実際にかなり進んでいて、小中[そして多分高校でも]には1台は必ずあるようになっている。そのソフトも、各学年、各教科のものがかなり出回っている(1教科・1学年の値段は数万円程度)。
さらに、児童・生徒用の教科書も、電子化し、タブレットにすべて入れてしまうという構想がある。韓国やフイリッピンではそれもかなり進んでいるようだし、日本、でもその実験校はいくつかある。
そのようなデジタル教科書について、仲間で議論したり調査したりしているが、実際、子どもたちが持つタブレットはどのようなものなのか、自分でも持ってみたくなった。
それで、ソニーのタブレット(XPERIA)を購入し、時々、使ってみている。これは、PCやスマホと同じで、持っていても、使い方が分からないとほとんど価値がなく、私の場合、あまり使い方がわからないまま、宝の持ち腐れのような状態が続いている。
そのタブレットを、インターネットに繋げる機器(SoftBank,ULTRA WiFi4G)(PCなどに10台まで繋げられる)の使用料が1か月2500円(2年間の期間限定)というので、それほど高くなく、どこでもインターネットに接続できるようになった。
ただ、実際使ってみると、タブレットより、ノート型パソコンの方が、画面も大きく、文字も打ちやすく便利で、つい、ノート型に接続して、そちらを使ってしまう。
したがって、自分の経験で言うと、今後タブレット型が普及するのか、少し疑問に感じた。子ども用は、ノート型パソコンになるのではないのか。
ただ、若い人が、今あまりPCを使わず、スマホで何でも済ませているのを見ると、将来、教科書もスマホ使用になってしまうかもしれないととも思う。