秋は果物の季節。いろいろなところから果物(柿、リンゴ、みかん)をいただく。
私(ソフィー)も、果物に囲まれ、秋を感じている。
Mさんより、次のようなコメントをいただいた。御礼と共に、転載させていただく。
<秋の果物、おいしそうですね。
私の父母の家には柿の木が三本ありました。甘柿が一本、渋柿が二本です。毎年勤労感謝の日に「柿もぎ」をしました。
木に登って手で取る以外は、長竹の先を割り、棒を挿んでV字型にして、それで柿の根本を挿み、捩じって下に落とすやり方をしました。
渋柿は皮を剥いて干し柿にするか、「樽柿」にします。樽柿とは柿のヘタを二呼吸くらい焼酎につけ、ビニールの袋に密封します。
二週間くらいで渋が抜けて甘い柿ができ上がります。「樽柿」の由来は、昔は樽に寝かしたからでしょう。
甘いものに飢えていた時代、学校に行く前に干し柿を二三個ランドセルに入れ、友だちと校舎の裏でこっそりと食べたものです。
柿の木には鳥たちのために十個くらい残します。
寒空に浮かんでいる真っ赤に熟した柿、少年時代のなつかしい思い出のひとつです。>