平成23年度全国学生指導教職員研修会

本日(11月24日)、表題の研修会が、あり、下記のような内容を、話してきた。聞き手は、全国の大学の学生部関係の教職員
200名弱。代々木のオリンピックセンターの会場は大きくて、
話したのは講堂の壇上のよううなとこだったので、聴き手の
表情もよく見えず、反応がどうだったのか、よくわからない。
いくつかの私の論文のコピーとパワーポイントの資料を配りり、下記のような内容を、1時間半話した。

現代の学生文化と学生支援のあり方
上智大学名誉教授・敬愛大学特任教授    武内 清

1 経歴
専攻 教育社会学 ( 武蔵大学 → 上智大学 → 敬愛大学)

2 現代の若者―「予測できない状況での対応能力が要求されるものは苦手」=「バレーボールができない」(?)

3 学生支援の境界があいまいに
学生支援と教育支援 、教職協働

4 「広中レポート」(2000年)の視点
学生中心、正課外教育の重要性、教職協働、学生の活用
(加野芳正他『学生による学生支援活動の現状と課題』広島大学、2011)

5 学生や学生文化の変遷
・潮木守一「教師は教えたがり、学生は遊びたがる」『キャンパスライフの生態誌』
・「武蔵太郎君の一日」→「上智HANAKOの一日」→「敬愛花子の一日」

6 大学生の社会化モデル
「学生の属性」「親による社会化」「大学経験」「大学外の準拠集団」「社会化のアウトカム」

7  教員の授業熱心さの効果
8  大学類型による違い -新興大学の資格志向
9  大学満足度―コミュニティとしての大学
10  学生支援
① 大学に関連したさまざまな活動への参加
② 入学以前の特性の重要性―高大連携
③ 大学の「学校化」、学生の「生徒化」への対応、
④ モラトリアムの尊重、資格の修得、キャリア支援

藤原新也の「書行無常展」に行く

今日は、放送大学に行って帰り、時間が少しできたので、「写真・言葉・書で時代を飾る 藤原新也の現在 書行無常展」を、大雨の中一人で見に行ってきた。場所が分かりにくく、地下鉄「湯島」より徒歩3分のところ30分近くかかった。
入り口のところで、ちょうど外に出て行く人がいて、目も会い、藤原新也に似た人だなとは思ったが、オーラもなく普通のおじさんのような雰囲気なので
半信半疑で、受け付けの人に聞いたら、やはりそうだった。
展覧会の方は、広い体育館のようなところに、大きな書や写真が掲げられていた。中は、中国、日本、印度、三陸円顔行脚、福島桜、死ぬな生きろの6つに分けられ、大きな写真と書が飾られていた。
私は長年藤原新也のファンで、「私淑」していると言ってもいいくらいだが、
藤原新也と近づきになりたいとはあまり思わない。適当な距離をとり、遠くから眺めているくらいがちょうどよい。(でも、気のきいた会話が、一言二言交わせれば、よかったのに、と悔やまれた)
書と写真に関しては、私はセンスが零(ゼロ)なので、多くの人が「感動した」「涙が流れて仕方がなかった」とノートに記帳していたが、私はとりわけ
感 銘を受けなかった。「ホームページで見た写真や書だな」というくらいの感想であった。三陸の津波の後の鎮魂の地蔵(円顔)を描いた写真も、ブログで見て 知っていたので、特に感動もしなかった。その中では、若い女性を抱き、その髪で書した「人間書道」は、「艶めかしく」(?)凄いなと思った。
藤原新也の撮った写真集は何冊か持っているが、そのよさは私にはよくわからない。ただ、数年前、大丸でデパートで開かれた藤原新也の写真展は、色の綺麗(というよりは鮮やかな)写真が多く、何か強く訴えるものを感じた。
今回も、何かを感じることを期待して行ったが、それは得られなかった。その原因は、藤原新也や展覧会の側に原因があるというよりは、私の方の感受性のなさや、ネットでの既視感が原因かもしれない。

放送大学の仕事

私は現在、放送大学文京学習センターの客員教授として、少し放送大学の仕事をしている。その内容は、面接授業の開講と、面接授業の開講講師の斡旋(この2学期には、知り合い10名
近くにお願いした)と、学習相談や自主ゼミの開講である。
自主ゼミは、下記のような内容(案内チラシを掲載する)。

東京文京学習センター客員教授による自主ゼミ開講案内

(本センターでは学生の皆様を対象にした客員教授主催の自主ゼミを開講しています。参加希望者は事務室に申し出てください。お誘い合わせてのご参加も歓迎します。参加費は無料です。)

教育に関する自主ゼミへのお誘い
放送大学客員教授  武内清

現代は、教育をめぐりさまざまな問題が生じています。それは、家庭における子育て、子どもの遊び、お稽古、塾、学校生活、校外生活、受験、大学教育、キャリア教育、企業内教育、生涯教育、そして子どもや若者の自立や大人の支援の問題と多岐に渡ります。
教育に関しては放送大学の科目でも多くのテーマで開講がなされています。また、新聞やテレビや書物でもいろいろ議論されています。そして各自は、それぞれの教育体験があり、意見をお持ちかと思います。
この自主ゼミでは、教育に関する共通の資料(テキスト、新聞、テレビ、雑誌等)を読み、それを元に、教育とそれを取り巻く社会や文化のあり方への理解を深めると同時に、各自の体験を持ち寄り、現代の教育に関して話し合い、教育の改善を考えています。
コーディネイター(企画。運営)は、武内清(放送大学客員教授・敬愛大学特任教授・上智大学名誉教授)です。
放送番組(ラジオ)では「子ども・若者の文化と教育」を担当しています。
毎月 1回から2回 2時間程度の会を、文京学習センターで開いています。参加費は無料です。
場所  放送大学・文京学習センター (教室は当日掲示)

次回の予定
日時  12月8日(木) 15時~17時
テーマ   NHK番組「青い目、茶色い目~教室は目の色でわけられた A CLASS DIVIDED 」(制作 WGBG )を見て 差別やいじめについて考える。
その後の予定 12月22日(木)15時~17時
テキストは、検討中。

参加希望の方は、事務室にお問い合わせください。

宮永治郎氏(上智教育学科の卒業生)の結婚式

今日は、上智の教育学科卒の宮永治郎氏の結婚式が、港区白金台の「シラトン都ホテル東京」で あり出席してきた。上智時代のヘルバーがたくさん来ていて、懐かしかった。奥さんになる人はとても明るく素敵な人で、宮永氏も幸せそうだった。仲睦ましく 初々しい二人を見ていると、周囲もうれしくなる。
私は久しぶりの結婚式、久しぶりのスピーチの為、あまりうまくしゃべれたとはいえず反省点がいくつかあった。
用 意した原稿通りしゃべるのではなく、出席者の顔ぶれやその場雰囲気を見て、話す内容を変える機転が必要だと思った。今日は上智のヘルパーがたくさん来てい たのだから、私のスピーチの時、彼らを皆前に呼び出し、何かをやってもらえばよかったのにと少し悔やまれた。もっとも、最初の挨拶がそれでは、結婚式の厳 かさに欠けてしまう。結局、無難がよかったのかもしれない。
新郎も新婦も音楽関係(ミュジッシャン)なので、宴は音楽に満ちていて、楽しい結婚式であった。お幸せに。
(宮永氏のオフィシャルサイトは、http://web.me.com/mjiro/MJofficial09/Welcome.html)

敬愛フェスティバル

敬愛大学の大学祭(敬愛フェスティバル)が、今日(12日)、明日(13日)と、大学(JR稲毛駅よりバス5分)で
開催されます。
http://www.u-keiai.ac.jp/campuslife/festival/index.html
教えている学生が、一生懸命準備していたので、時間ができたら、少し覗いてみたい。

ただ、今日は、上智のゼミの卒業生の宮永治郎氏(ミュジッシャン)の結婚式&披露宴がシラトン都ホテル東京で午後にあり
、時間があるかどうか。

明日は、八幡神社にも行ってみたいし。
http://r14.biz/top.html