東大名誉教授(元上智大学教授)の清水義弘先生の一周忌が近づいているが、追悼刊行委員会よ り『清水義弘、その仕事』(東信堂、2007年12月)という本が刊行された。総ページ213ページの立派な本で、61名の教え子や知人の追悼の言葉(思 い出)が掲載されている。奥様の「思う出すままに」といういい文章も掲載されている。
執筆者名前を一部あげると、麻生誠、天野郁夫、潮木守一、神田道子、新井郁男、菊地城司、藤田英典、金子元久、小林雅之、渡部真、苅谷剛彦、高祖敏明、浜名篤、新堀通也、黒羽亮一、高桑康雄、堀尾輝久などとなっている。一読に値する本である。
先生の1周忌に間に合い、先生のご霊前にお届けできたのは、教え子の一人としてうれしい。先生が内容を読んで喜ばれると同時に、苦笑されている顔が思い浮かぶ。安らかに。