今回の新しい学習指導要領の目玉の一つは、高校教育のカリキュラムの改革と言われている。 それらは、今の高校の実態や高校教師や生徒の実態を反映したものになっているのであろうか。
私は、深谷昌志先生の主幹する調査グループの一員として1,980年から2004年の24年間の長きにわたって、高校の実態をデータで明らかにしてきた(ベネッセ・「モノグラフ高校生」)。
その報告書(全74号)は、今でも下記で全部見られる。
http://berd.benesse.jp/berd/center/open/report/monograph/kou/
その高校調査は、主に高校生を対象にしたものであったが、なかには高校教師を対象にしたもの(Vol 10,28,38,67)や親を対象にしたもの(vol30,40)があり、高校教育を構成する様々な側面をデータで、明らかにしたものである。これらはデータが古くなっているので今は実態が変わっていると思うが、高校改革を考える時、常に実態も踏まえたものであってほしいと思う。 私達も、今ささやかな高校調査を企画していいる。