遅くなったが、いつも毎月1日にお送りいただく辻秀幸氏の「風の便り」73号を、私宛の私信も含めて、掲載させていただく。夏の蝉のことが書かれている。
歳をとってくると、生き物への視点が、若い頃と違ってくることを感じる。その生き様に、醜い面も含めて健気さや愛おしさを感じる。私も短い命を生き抜いた蝉が道端に転がっていると、拾って土に埋めてやる。先日も家の中で小さな虫(多分カメムシ)を見つけ、紙で包みごみ箱に捨てたが、思い直して、ごみ箱から拾い、包んでいた紙をほぐし、虫を外に逃がした(虫は誰かの生まれ変わりかもしれないとも思い)。