「一党支配後のNHKや秘密保護法諮問会議のへの政権の意図的介入など、安倍政権の強権の乱用はBBCなど海外のメディアでさえ眉をひそめるほどです。今回の都知事選に自民党推薦者が勝利するなら、この強権志向にさら拍車がかかるとの危惧を抱きます」(shinya talkからの転載)
このようなメッセージの背景には、藤原新也の次のような認識がある。
<公共放送のNHKの会長人事に手を突っ込むなど、そこにはその最低の”思想”*がすっぽりと抜け落ちているのである。
この公共放送に対する圧力は早くもNHK内部において自主規制というかたちで現れており、私の友人のディレクターがこれまで根気よく取材を重ねてきた福島の子供の甲状腺検査に関するレポート制作の継続も、つい最近中止に追い込まれている。
この戦後初めての一党独裁の流れの中で、いま私たちは長らく堅持してきた民主主義すら危うい局面に立たされているのである。>
(*)他者の権利を守る”という施政者においては国家を健全に運営する上において必要不可欠な”思想
http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.php