昨日(20日)、老人保健施設の様子を2時間近く観察する機会があった。
老人の介護は大変だなと改めて思った。そこで介護士とし働いている人の苦労とストレスは大変であることがよく分かった。
痴呆を持った人も含めた40人近くの老人(その多くは車いす使用)に夕食を提供するスタッフが4人で、配膳から片付けまでー配膳、入れ歯の配布、食事の介護(ひとりで食べられない人もかなりいる)、各自の食べた量のチック、歯磨き、片付けーまで行っていて、てんてこ舞いであった。
その間、老人達はおとなしくしている人(テレビを見ているなど)は半数近くはいるが、痴呆からくるのか、常にスタッフを呼んだり、中には車椅子を人にぶつけるひと、喧嘩をする人などもいて、食堂は大騒ぎであった。
介護の人が、これらの老人に、根気よく対応しているのは感心したが、かなりのストレスも溜まるであろうことが予想された。
家族で、介護の手助けに来ている人は、1組だけであった。家族で介護できない老人をこのような施設にお願いするのであろうが、受け入れる側の大変さもまじかで見てわかった。また、入居者(老人)の立場から見ても、耐えなければならないことがたくさんあることがわかった。
このような場に、教職志望の学生が介護体験で行くわけであるが、老人介護の大変さがわかり、それに比べ学校の教師は楽だと思うにしても、教職の勉強になるのかどうか疑問に思った。