総進学率(粗就学率)について

高等教育の総進学率(粗就学率)という概念のあること、そしてその意義に関して、よく知らなかった。先日の野崎さんの報告から教えられた。不勉強というしかない。

「学校段階の教育制度計画上の相当年齢人口と、指定学校への全就学者との比率は粗就学率または総就学率と呼ばれる。」
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%B1%E5%AD%A6%E7%8E%87)

日本では、学校や高等教育に実際行く年齢と計画年齢(たとえば4年制大学では18歳~22歳)がほぼ等しく落第も少ないので、総進学率は純進学率に近く、これまで注目されないできたが、これから高等教育を受ける年齢の幅が広がったり、パートタイム学生が増えてくれば、この総進学率(粗就学率)の意味は大きくなってくる。
さらに、純進学率ではなく総進学率(粗就学率)という言葉を使うことで、高等教育を受けるということは、年齢にはかかわりなくライフスタイルに合わせて、また全科生だけでなく、自分の好きなまた必要な科目の履修だけをとるパートタイムの学生・院生という選択肢もあるという発想をとるようになり、高等教育(大学)の意味が変わってくるという。