先週(6月5日)の神田外語大学の「教育社会学」の授業は、「生徒文化」について扱った。
テキスト 武内清『学生文化・生徒文化の社会学』(ハーベスト社、2014)の第13章(「生徒の下位文化をめぐって」)と14章(「生徒文化の社会学」)である。
他に、武内清「現代の生徒文化とホームルーム」(『高校教育展望』1983年9月号)という32年前のものと、最近の少年非行の動向(『犯罪白書』等から抜粋)を提示し、下記の問いを考えてもらった。小グループの討論を経て、質問、疑問、コメントの提示を求めた。リアクションには、いろいろな意見が書かれていたが、授業ではあまり活発な意見は出なかった。
<考えてほしいこと>
1 文化(culture)とは何か
2 サブカルチャー(sub-culture)とは何か
3 生徒文化 (sub-culture of pupil)とは何か
4 生徒文化は中高生に存在するか。あるとすると、どのような特徴があるか。それは時代と共にどのように変化するのか。(30年前の生徒文化と今の生徒文化は何が違うか)
5 生徒文化が発生する契機(原因)は何か(どのような高校に)
6 生徒文化の機能(働き)は何か
7 大学生文化は、どのような特徴をもつか。(生徒文化と同じか)