今日(27日)の神田外語大学での「教育社会学」の授業では、「アメリカの教育」について講義した。前回のコメントから、神田外語の学生が、アメリカの教育やアメリカ留学について、関心を持っていると思ったからである。
今日は、授業のはじまる大分前に教室に行き、今日の講義内容の要点を黒板に書き、プリント1枚とリアクションの紙を用意し、ビデオの準備をして、チャイムと同時に授業がはじめられるようにした。(ここ2回授業に遅れがちだったので、その名誉挽回で)
話した内容の1つは、アメリカの小学校教育の特質である。私が昔wisconsinのMadisonの小学校で観察した様子(①異文化への許容性、②個人中心の時間割、③考えさせる授業、④教科指導中心の教師の役割等;「アメリカの教育事情」『上智大学教育論集30号』平成8年)と、渡辺雅子氏の『納得の構造』(東洋館出版社)から、時系列と因果律で論理を組み立てる日米の違いについてである。
もう一つの内容は、NHK特集1987年2月23日「エリートはこうして作られるーアメリカ‘ハーバード大学」のビデオを見せて、日米の大学や授業や学生の様子を比較し、合わせ鏡にして日本の大学のことを考えるというものである。
学生は熱心に私の話とハーバード大学に関するビデオを見てくれた。コメントはこれから読み、学生が何に関心を示したかを確認する。