上智大学に勤務していた時の研究室は四ツ谷の14階にあり、部屋からは東京タワー、ホテルニューオータ二、迎賓館、ミッドタウンなどが見え、展望のよいところだった。
現在の敬愛大学の研究室は、稲毛駅から坂を上がった高台の6階にあり、そこも展望がいい。研究室の窓からは学園のグラウンドと遠くに千葉市内が見える。廊下に出ると総ガラス張りで、稲毛の浜や富士山が見える。定年で某所に置いた本もこちらに移さねばと思っている。14階という高層だと、地上の人の動きは点としてしか見えず、景色は壁絵のように固定化されてしまうが、6階だと人の動きも面として見え、飽きずに眺めることができる。特任の身分なのに、このような快適な研究室を提供してくれる敬愛大学に感謝している。