東京書籍の「中央教育研究所」の理事会でご一緒している谷川彰英先生(筑波大学名誉教授・元副学長、ノンフィクション作家)より、ご著書『地名に隠された「東京津波」』(講談社α新書、2012)をいただいた。
民俗学者の谷川先生が、90年前の東京の地図から、現代の東京の高低を導き出し、東京湾に大津波が襲った時水没するのはどこかを、単念に検証した本で、興味深くもあり、恐ろしさも感じる内容が満載である。
谷川先生が次々出される地名に関する本(大阪、京都、名古屋、東京)から、知らない歴史的事実をたくさん教えていただいたが、今回はそれと同時に、現代我々が津波対策で何をしなくてはならないかを教えていただいた。一読をお勧めする。