今日(16日)は、早稲田大学で「日本教育社会学会」の理事会があったので出席する。この前も感じたが、早稲田大学では伝統を感じ、校内を歩く学生も皆賢く見える。
理事会の方は、遠くは九州や広島や関西からも理事が出席していて、千葉から1時間半かけて行った自分は「遠い」と文句は言えないが、何の役割はなく、発言するでもなく、出席する意味があるのかなと思ってしまう。
帰りの地下鉄のホームで、理事会でご一緒した竹内洋氏(京都大学名誉教授)にお会いし、途中までご一緒して少し話した。これが今回の唯一の収穫。
竹内洋氏の書く論文や著作は、アカデミックでまた味わいがあり、さすが京大という感じがする。生まれは同じ佐渡であり、はじめてお会いしたのは、私が東大の助手時代、学会の事務局のあった研究室で、関西大学講師の名刺を渡されたように思う。一度大学生協のシンポでご一緒したことがあり、竹内氏は私の前のスピーカーであり、会場を沸かすユーモアと話の卓越ぶりに、氏の才能と関西の文化を感じ感心した。
私は院生・助手時代から教育社会学には長く関わてきたが、もう理事会に出ることは必要ないなと感じる一方、加野氏、広田氏はじめ、今の教育社会学、教育学研究をリードしている研究者が参集している理事会に出て、次の世代を頼もしくすことも確かである。