日本教育社会学会の第65回大会が9月13日(土曜日)〜14日(日曜日)に、四国の松山で開かれ、参加してきた。
漱石の「坊ちゃん」の町松山は、松山城を囲むように人が住み、歴史があり、風光明媚で、人々がやさしく、いいところだと思った。
学会発表を聞く前後で、松山城を見学し、道後温泉にも入ってきた。路面電車がのんびりしていていい。
私達のグループの学会発表([大学の[学校化」と大学生の「生徒化」に関する分析―])も、メンバーの岩田氏と浜島氏の周到な準備のお蔭で、内容の充実した隙のない発表で好評であった。感謝したい。研究会メンバーの一人の谷田川さんの発表(「現代大学生のキャリアとジェンダー」)も、新しい発見が多く含まれ、高い評価を得ていた。
懇親会でも、美味しいお酒を飲み、いろいろな人と会うことができた。
学会は個人報告の10部会が同時開催というほど多くの発表があり、どれも聞きたくなるようなものばかりで、教育社会学研究の勢いを感じた。特に、今年は若手の活躍が目立ち、若い人が発表・司会したり、企画したりした部会で、若手が大学を超えて仲間を作り、中堅や年寄りがいろいろ学ぶというのも、いいものだと思った。
これから、500ページにも及ぶ「発表要旨集録」に、ゆっくり目を通し、新しい知見を得、思考を楽しみたい。