大学院時代6年間一緒に学んだ新井真人氏(元秋田大学教授)のご逝去の知らせを先輩から受けとった。心からお悔やみ申し上げる。
新井真人氏は、埼玉大学教育学部出身で、東大の大学院に進学してきた人で、とてもまじめで語学もよくできた人だった。一緒に、行った大学院合宿や、T.パーソンズの社会学理論の本を当時助手だった小野浩氏の指導の下に読んだことや、新井郁男先生のもとで、一緒に「道徳教育」の本の翻訳をしたことが懐かしい。
お互いに就職してからは、年に1度の「教育社会学会」の大会や、「学校社会学研究会」の夏の研究会で会うだけだったが、同期ということで、何でも話せる数少ない友人の一人という気持ちでいた。私たちの結婚式の司会も、新井氏にお願いした。その親しい友人が先に、旅立たれたのはさびしい。
新井氏の「職業的社会化」の業績(論文、著書)を読み直し、新井氏を偲びたい。