敬老の日に思う

今日(19日)の朝日新聞の天声人語は、敬老の日にちなんで、日本と韓国の2組の老夫婦の美しくも哀しい物語(ドキュメンタリ―映画)の紹介であった。(以下、一部転載)

<「ふたりの桃源郷」―「残りの人生はあの山で暮らそう」と決意する。終戦直後にふたりで開墾した思い出の地へ移る▼韓国映画「あなた、その川を渡らないで」―98歳の夫と89歳の妻がおそろいの韓服で仲よく暮らす姿は、「誰もがこうありたいと願う純愛物語」。▼2作品とも自分を重ねずには見られない。映画館で鑑賞しながら、闘病中のわが両親のこの先を考え、亡くなった祖父母の晩年を思い出した。それにしても、90代を迎えて支え合う夫婦は、国境を超えて美しい。桃源郷とは場所ではなく心の中にあるものと改めて学んだ。>

この天声人語を読んで2つのことを思った。ひとつは、歳を重ねてから夫婦の仲のよさについてである。これは難しいことなのか容易なことなのかわからないが、ほほえましいと思った。。吉田拓郎が、今の自分の最大の趣味(大好き)は妻(森下愛子)で、妻も自分に対してそうだどこかで言っていると聞き、ほほえましく思ったのを、思い出した。
もう一つは、私なら、映画を観て「闘病中のわが両親のこの先を考え」る時間的余裕があるのなら、両親のもとに少しでも長くいてあげるのにと感じた。(そんなことをしたらこのコラムは書けなかったし、それぞれの家庭に事情があることかもしれないが)。