教職の授業で、教育に関する抽象的な話ばかりでは教員を目指す学士に申し訳ないと思い、私でも実践的な本やパンフレットを読んで、学生に紹介することはある。
それはあまり教育社会学的なものとはいえず、私が紹介する意味があるのかと思わないでもないが、教職に就くのに役立ちそうだだし、また現場での実践にも役立ちそうなので、少しは取り上げてもいいのかもしれないと思う。(今度、授業で配布する資料を、添付する)
教職科目の中で教育社会学は軽視され、教育社会学は危機にある、という話を聞く。「教職大学院教育においてこそ教育社会学が蓄積してきたものが活かされなくてはならない。それを具体的に示すことが私たちの仕事」と、後輩の教育社会学の研究者が年賀状に書いてきたが、学部教育の教職の授業で、教育社会学はどのように役立っているのであろうか。