教職のための教育社会学講義

神田外語大学で、「教育社会学」の授業を担当することになり、4月13日に第1回の授業があった。最初から教室探しに迷い、遅刻して開始。
受講届け前にも関わらず、50名弱の学生が熱心に私の話を聞いてくれた。つい、「教育社会学とは」という内容を熱心に講義した。ふと学生の顔を見ると、少し退屈そう。
ここの学生は語学(主に英米)が専門で、教職の為にこの授業の受講を考えているのであり、別に「教育社会学」の学問的性格など関心がないことに、遅ればせながら気が付いた。
上智大学教育学科で「教育社会学」を講義したときは、その学問的性格を論じ、それは「教師の為の教育社会学」(Educational Sociology)とは違う、科学的な「教育の社会学」(Sociology of Education)だと言って、澄ましていればよかったが、ここではそれは通用しない。
教員養成大学でどのように「教育社会学」を教えたらよいかということが、よく学会で議論されていることを思い出し、はじめて自分に突きつけられたことを知った。