今日(23日)は、研究会のメンバーと、東京書籍関係の2か所を見学させていただいた。とても有意義な見学でした。
一つは、東京書籍の教師用デジタル教科書の実際を、見せていただいた。小中はもう既に主要教科の各学年版は出来(1教科・1学年8万円程度とのこと)、既に使っている学校がかなりあるとのこと。高校は、試作品が出来ているとのこと。大きな写真が電子黒板に映し出されたり、動画が挿入されたり、作者のインタビューがあったり、理科の実験が動画で見られたりと、とても便利そう。日本のデジタル教科書は、単に紙のものをデジタル化しただけでなく、さまざまな仕掛けが工夫され、各国から称賛されているとのこと。
もう一つは、教科書図書館の「東書文庫」を、館長自らが案内して下さった。昔からの日本の教科書がきちんと保存され国の「重要文化財」にも指定されているとのこと。展示されているものはその一部だが、その展示を通して、明治からの教科書の歴史が時代背景とともによくわかる。所蔵の教科書は、カードで引くと、10分とかからず、探してくれ、閲覧できるという。
絵巻→紙の教科書→デジタル教科書と、絵巻(静止画)→文字→デジタル絵(ただし動画)という流れがあるのではないかと、同行した加藤幸次先生は、おしゃっていた。