放送大学自主ゼミ

放送大学文京学習センターでの自主ゼミのテキストに、作田啓一の『価値の社会学』(岩波書店1972年)を使い、この半年、皆で、じっくりこの社会学の「古典」を読んできた。
社会学の本でありながら、文章の密度が濃く、文学的な香りもする。

最終回(1月9日)の内容は、「Ⅹ章 戦犯受刑者の死生観」。
「自然死」型、「いけにえ」型、「いしずえ」型、「贖罪」型という、作田啓一の提示する4類型は納得のいくもので、ゼミの議論は、戦争や戦争責任にまで及んだ。