大学は最初「制度(組織)の為の大学」であり、次いで「教授の為の大学」になり、その後「学生の為の大学」であるべきと考えられてきた(リースマン,喜多村和之)。しかし、何が学生の為になるのかは学生自身がわかっているわけではなく、それを大学や教授が考えるということで、いつの間にか「学生の為の大学」は忘れられていったように思う。そのような中で、法政大学の田中優子総長の最近の「大学論」は、新型コロナ下の大学のあり方を、大学や教授の為ではではなく学生の視点から考えているように読める(下記、日経新聞より転載
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