学会発表では、自分の持ち時間が20分程度与えられるが、これは短いようで、かなり長い(すごいことの)ように思う。
学会は、その分野の最先端が報告されるのが通常で、その部会の参加者(聞き手)は、その分野の専門家が集まる。その専門の研究者の前で、20分も報告できるのは発表者の特権である。
聞き手は質問時間10分の中のわずかな時間をもらって質問したり意見を述べ
たりできるだけである。たとえ発表者が若い院生で、質問者(聞き手)が有名な教授であっても、発表者は20分、質問者は1~2分という発言時間のルールは守られる。
今回、教育社会学会で若い人の発表に、その分野の有名な学者(教授)が質問と意見を述べる場面をみて、上記のことを強く感じた。学会発表の特権と学会発表の貴重さを強く感じた次第。