大学は最高学府であると同時に最終学府なので、学生が実社会に出て必要なものが身についていない場合、それを教えて社会に送り出す責任がある。
それは漢字の読み書きや分数の計算だけでなく、礼儀作法やマナーについても言える。
礼儀作法やマナー違反は、なんとなく周囲から冷たい目で見られることはあっても、関係の薄い人は遠慮して注意することはないので、本人も気が付かずにいることが多い。それを注意できるのは、家族や教師や職員や親友であろう。
大学教師の場合、学生を一人の自立した大人として扱いたいと考えている。したがって、上から目線で、学生の礼儀やマナーの違反を注意することに抵抗がある。でも、学生の将来の為を思えば、悪役をかっても、注意すべきなのであろう。
大学の職員の人は、その大学出身の人が多く愛校心があり、学生に社会的ルールやマナーを身に付けさせるのは学生の将来の為に必要と考え、たとえ嫌われてもいいからと、規則の遵守を厳しく学生に促すことがよくある。大学教員も見習うべきかもしれない。