今地域の人が集まれる行事といえば運動会とお祭りくらいかもしれない。地域から子どもがいなくなり運動会も盛り上がりを欠き、残るはお祭りだけが唯一老若男女で集まれる機会になっている。
夏祭りは、御神輿や山車が出て地域を練り歩き、夜には盆踊りがあり、その太鼓の音を聴き踊りを見ながら、たくさん出ている屋台に並び皆で楽しむということをする。
うちの地区(稲毛京成団地)に夏祭りがあったので覗いてみると、いつも卓球で一緒の人が役員席でお酒を飲み「一緒に飲まないか」と誘ってくれた。、近所の知り合いが店を出し、小中の同窓生が集まり、女の子たちが浴衣で着飾り、それを男の子たちが横目で見て、親たちが日頃挨拶だけの人とも会話する中で、小さな子ども達も普段と違うハレの雰囲気を感じ、周囲をうれしそうに駆け回っていた。盆踊りを踊っているのは老人ばかりだが、皆それぞれ、楽しみ、平和な風景であった。