夏は暑くて、花にとっては受難の季節だと思う。そのような中で朝顔だけは、夏の朝に咲き、朝のすがすがしさを伝えてくれる。朝起きて、今日は庭の朝顔や幾つ咲いたかを数えるのも夏の楽しみの1つである。
朝顔にもいろいろな種類があり、色や大きさにもバラエティがある。ところが今年はうちの庭の朝顔は例年のようにいろいろな種類が咲くことはなかった。種の撒き方、植え付けの方法、水や肥料のやり方をいい加減にしたせいであろう。種は昨年子ども(孫)が学校の植木鉢で育てたものを主に撒き、ピンクとブルーの花は咲いたが、秋口に咲くライトブルーの朝顔や、2階まで延び大輪の花を咲かせる琉球朝顔を楽しむことはできなかった。朝顔は雑草に近く、野放しでも綺麗に咲いてくれると油断したのがいけなかったようだ。
子育てや教育も同じことかもしれない。子どもの自主性を重んじることは大事だが、子育てや教育の環境整備を怠らず、肝心のことはきちんとする必要がある。