ブログの一部を活字にする

以前にも書いたが、このブログにはカウンターも付いていないし、「いいね」もない。またコメントも受け付けていない。私からの一方的なもので、私の日記状態である。内田樹のブログはカウンターがついていてそのアクセス数は58,670,409回(本日まで)、藤原新也の会員制のTalkは1200人ほどだが、その一部は公開されると数万人の人が読む時があるという。それらと大違いで、私のものを読んでいる人は数人であろう。以前は同世代の水沼文平さんがよく読んでくれてコメントをメールで寄せてくれたが、その水沼さんが亡くなり、コメントを寄せてくれる人もほとんどいなくなった。人の反応を気にせず何でも書けるという利点はあるが、時々「たまには読んでほしいな、この意見に対してどう思うのだろう」と感じることもある。

そこで、ブログに書いたことを、少しまとめて活字にすることがある。最初は、『学生文化・生徒文化の社会学』(ハーベスト社、2014年)の第Ⅳ部コラムに2012~14年のものの一部を掲載した。2度目は、「敬愛大学国際研究第30号」(2017年)にその後のブログの一部を載せた。そして今回3度目で、「敬愛大学国際研究第33号」(2020年3月)に「教育知識の社会学―深い学びに向けて」と題して2017~20年の一部を掲載した。

本や紀要に載せたからといって読んでくれる人がそれほど増えるわけではない(大学の紀要を読む人は2~3人と言われている)が、ネットに疎遠な人や、私から送られ義理で仕方なく少し目を通す人もいるだろう。また大学の紀要に載せれば、学生に配布されるという利点もある(その為、今回も敬愛の学生向けに、過去の授業の記録などを中心に収録した)。学生諸君、是非読んでほしい。敬愛大学の学生へのエールも書いた。。