非常勤先のU大学に行くのに最寄りの駅からU大学行きの路線バスに乗った。本数が少なく、2時間目の授業時間にちょうど間に合う時間帯の為、やっと乗れるくらいのかなり混雑したバスの車内であった。
足の悪い老人が優先席の近くに立っていたが座っている学生は席を譲る気配はなかった。それは通常のことなので、驚かなかったが、次の点は、いささか気になった。
バスの車内は、その足の悪い老人と私を除き、残りはすべて女子学生と最初は思った(若い女性は年寄りがそばにいるだけで嫌だろうなと思うので、私はまわりをよくみることもなく、身を固くしていた)。しかし、男子が3人ほど一人がけの席に座っていることが(女子学生の)隙間から見えた。男子学生が悠々と座り、女子学生が込んだ車内でひしめきあっている。(しかも近くに来てほしくないな老人が二人乗っている)。
もう少し、日本の男性は、レディーファーストの精神があってもいいのではないかと思った。特に若い男性は、元気いっぱいなのだし、バスや電車の席には座らず、女性(や高齢者)に席を譲ってもいいのではないのか。日本の男の子の育て方が少し間違えているのではないかと思った。