うちの庭に遊びにくる猫(ジョバンニと勝手に名前を付けている)は、暇なのかよく、花に舞うチョウチョウを狙い、ジャンプして前足でキャッチしようとする。
残念ながら私は見ていなかったのだが、一昨日、娘が猫とチョウの攻防を目撃して、驚き報告してくれた。
つがいのクロアゲハが仲よく舞っていた時、その猫は地上高くジャンプして1匹のチョウを前足でキャッチし地上におりた。もうそのチョウはだめかと思った時、もう一匹のチョウが舞い降りてきて猫の周りを飛び、それに気を取られ、もう一匹のチョウを捕まえようとし、猫はキャッチした前足を離し。そのすきに(捕まっていた)チョウは飛び立ち、2匹とも無事だったという。
よく動物の母親が、子どもを守る為に、自分のみ身を危険にさらすという話や映像を見ることがあるが、チョウがつがいの為に自分の身を挺するという話は聞いたことがないように思う(実際、生物学の文献を調べれば、あるのかもしれないが)
このチョウのつがいの行動を人間に当てはめて考えると、いろいろなことが思い浮かび、複雑な気持ちになる。
追記 今日(7月4日)、ジョバンニ(猫)は、一匹のキアゲハを庭で捕まえていた。慌てて駆けつけ、チョウを助けてアジサイの花に乗せたが、羽がかなりやられていて、飛ぶことはできないかもしれない。一匹での行動は危険がいっぱい。