イギリスのEU離脱

政治的なことはわからないが、イギリスのEU離脱投票の結果を見て思うことは2つ。
ひとつは、ポピュリズムのこと。エリート主義がいいとは思わないが、逆にポピュリズムは正しい決定ができるのであろうか。
もう一つは、グローバル化や多文化共生が唱えられる社会的風潮にブレーキがかけられるのではないか。これもいいことではないが、ただ理想だけでなく現実的な見方が必要なことは確か。
朝日新聞にも「識者の見方」として、次のような意見が掲載されていた
<■ポピュリズム台頭、経済の混乱招く )
いま、世界的に反グローバル主義のポピュリズムが台頭している。米大統領候補のトランプ氏がその象徴だ。英国のEU離脱も、エリートが牛耳る政治への反感が根っこにあった。EUが、英国を引き留めるために移民政策などで譲歩すれば、英国の離脱派はあらためて大きな勝利を得ることになり、世界的な反グローバル主義やポピュリズムの流れは強まるだろう。>(竹森俊平氏・慶大教授)(2016年6月27日、一部抜粋)