現在、大学では、「アクティブ・ラーニング」の実施が話題になっている。
それは「学習する者が能動的になる学び」「主体的な学び」「一方的な講義ではなく、ペアやグル―プでの作業の多い授業」などである。
それは、小中高では珍しいものではなく、小学校低学年の「生活科」(1989年新設)、小中高の「総合的学習の時間」(2000年〜)などで、行われてきた。また加藤幸次先生(上智大学名誉教授)の個性化教育やオープン教育(壁のない学校)も「アクティブ・ラーニング」そのものであろう。
それが、大学で成功するのかどうか、一時のブームで終わるのか、今後の推移を見守りたい。
講義型授業を継続するであろう私も、その精神や考え方そして方法は、一部取り入れていきたいと思っている。
「アクティブ・ラーニング」を行うには、それに適した施設や設備も必要である。その日本での最大規模の同志社大学の施設「ラーニング・コモンズ」(http://ryoshinkan-lc.doshisha.ac.jp/)を、1昨日(23日)、見学した。
至り尽くせりの施設で感心した。
何がエッセンスなのか、小さな大学でも可能なのか、考えてみたい。