今からもう35年くらい前になるが、住んでいた稲毛海岸の団地が手狭になり、少し広い一戸建てを探したことがある。バブルの絶頂期で土地や住宅の値段は高騰しており、私達が買えるとすると、都心から片道2時間くらいの場所しか無理であった。当時外房線の土気(とけ)駅(千葉から電車で20分くらい、しかし本数は当時1時間に2~3本の運転)からバスで10分程度のところに、東急不動産が「あすみが丘」という一大住宅地(コミュニティ)を開発していた。そこの住宅の抽選を申し込んだことがある。倍率が30~100倍近くあり、抽選に外れ、一戸建ての家に住む「夢」はかなわなかった。申し込んだ家は3千万円くらいだったと思う。「あすみが丘」には東急が一般向けの住宅の方他に「ワンハンドレッドヒルズ」という名称の5億~15億円するプール付きの豪邸を60個近くを建て,「チバリーヒルズ」と揶揄され話題になったところがある。チバリーヒルズの今!! – ローリスク不動産投資 (fudousantousinavi.com)。今は中古で8000万円~2億円くらいで売り出されている。
昨日(2月23日)、あすみが丘に隣接する「昭和の森公園」https://www.showanomori.jp/)に、梅を見に訪れた(家から車で40分程度)。とても広い公園で、人も少なく、いろいろな梅が満開で堪能できた。そのついでに、住むことが叶わなかった「あすみが丘」の住宅地を少し車で回り(なかなか東急の素敵な家が多かった)、その一角にある有名な「ホキ美術館」に立ち寄った。
「ホキ美術館」を訪れるのは初めてで、その建物の斬新さと、写実絵画という分野のあることもはじめて知った。写実絵画は写真のようであるが、瞬時に撮れる写真とは違い、1年近くかけて描くという絵画で、独特の世界がそこにあることを知った。